清田産業の歴史

(資)清田商店として創業
現在の清田産業は食品原材料の専門商社ですが、創業当時(昭和7年11月)は、工業薬品・冷菓材料の販売会社としてスタートしました。
昭和15、16年頃には長屋ながらも店舗を構え、アイスキャンディと大学イモの販売を開始しました。終戦後は日本中で品薄となっていた甘味料、サッカリンを販売するようになり、事業が拡大していきました。

業務展開を広げ、株式会社へ
昭和22年に上野製薬(株)および三栄化学工業(株)と相次いで代理店契約を締結し、食品添加物の販売を開始しました。三栄化学工業から香料・食品色素、上野製薬からは甘味料、防腐剤を主に仕入れていました。順調に事業を拡げ、昭和24年には清田産業株式会社へと改組いたしました。

研究開発部門を設置
昭和59年、食品の試作品を製作する「試作研究室」を設置しました。商社がこうした開発室を持つことは珍しく、業界で注目を集めました。
その後、機能の充実のために何度かの移転、拡充を行い、現在では本社・東京の二拠点の「開発室」として発展し、当社の大きな特色となっています。

国内外から幅広く食品原材料の調達
平成に入ったころから、時代の変化とともに、海外の食品原材料を使用したいというお客様の声が増えていきました。
お客様の要望に応える形で始まった海外との取引は徐々に拡大し、平成10年には輸入部(現 開発部)を開設し、海外ならではの新しい食品原材料を開拓し、調達するなどオリジナル商材の開発に力を入れてまいりました。

株式会社フレシュールの誕生
平成元年、岐阜県関市に洋菓子製造を担当する関食品事業部を設立しました。その後、業務の拡大に伴い、平成16年には株式会社フレシュールとして分社化しました。独立採算による経営の効率化で開発・製造力を増進し、受託生産に加え、積極的な自社製品の開発を行いながら、鮮度・品質の高い製品を製造しています。各グループ企業がお互いにサポートし合いながら「食」の可能性を広げる努力を続けています。

事業の多角化
「食の総合プロデューサー」になるべく事業領域の拡大を目指し、昭和56年「有限会社中部デリカ」(現 株式会社中部デリカ)を設立し、うどん・そば処「どんきゅう」を始めました。飲食店事業は現在18店舗を展開し、みなさまに食のおいしさ、楽しさを直接お届けする重要な役割を担っています。

創業85周年を迎える
清田産業は、2017年に創業85周年を迎えました。これまで長きにわたり事業を続けることができたのも、当社のモットーである「三方よし」の精神を守り続けたことにあると感じています。「お客様」「お取引先」「地域」それぞれとバランスのとれた関係性を構築することで信頼関係を強化することができました。
清田産業は、100周年に向けてこれからも走り続けます。
世界へ日本の食文化を発信していく
清田産業は「食」の総合プロデューサーとして、「食」の可能性を広げ、人々の生活を豊かにする提案を続けていきます。今後も当社の特徴を生かした独自の食品総合商社として、日々新たな挑戦をし続けます。清田産業の歩みを見守りください。
清田産業グループの沿革
1932年 (昭和7年) | 初代社長清田一男が工業薬品・冷菓材料の販売会社(資)清田商店を設立 |
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1945年(昭和20年) | 製菓材料の販売開始 |
1947年(昭和22年) | 上野製薬(株)、三栄化学工業(株)と代理店契約 食品添加物の販売開始 |
1949年(昭和24年) | 清田産業株式会社(現商号)に社名変更 |
1951年(昭和26年) | 日世(株)と代理店契約、飲料業界にフリーザー販売開始 |
1964年(昭和39年) | 本社屋完成 竣工披露式典開催 |
1973年(昭和48年) | (株)ブイエフを設立 |
1976年(昭和51年) | 清田一男会長・清田武男社長就任 |
1981年(昭和56年) | (有)中部デリカ設立 |
1984年(昭和59年) | 創業50周年 試作研究室設置 |
1986年(昭和61年) | 東京営業所開設 |
1989年(平成元年) | 関食品事業部開設 |
1992年(平成4年) | 創業60周年 |
1995年(平成7年) | 関工場の増設 |
1996年(平成8年) | 清田武男会長・清田雅彦社長就任 中部デリカを株式会社へ改組 |
1997年(平成9年) | どんきゅう甚目寺店を開店 |
2002年(平成14年) | 創業70周年 |
2004年(平成16年) | 関食品事業部を(株)フレシュールへ分社 |
2008年(平成20年) | 新社屋竣工 |
2012年(平成24年) | 創業80周年 吉田弘幸社長就任 |
2013年(平成25年) | 東京支店に昇格、港区海岸へ移転 |
2017年(平成29年) | 創業85周年 |
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