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原料の機能や特徴をご紹介
香料
効果
食品に香りをつけ、おいしさを増します。
香りは味を構成する重要な要素です。香料は食品に香気を付与・増強するために使われる添加物です。
機能としては、食品のおいしさや価値の向上をするだけでなく、以下なども挙げられます。
- ①加工や流通の過程で失われる香りを補う(濃縮還元ジュースなど)
- ②好ましくない風味をマスキング(豆乳飲料、栄養ドリンクなど)
- ③香気のないまたは少ない素材に香気を付与(チューインガム、ニアウォーター等)
使用用途によって、水溶性香料、油溶性香料、乳化香料、粉末香料等の形態があります。
- 原料
- 水溶性香料、油溶性香料、乳化香料、粉末香料等
記載のない原料もお取り扱いしていますので、お気軽にお問い合わせください。
着色料
効果
食品を着色し、色調を調節します
色調は消費者の嗜好に応える重要な要素です。着色料は食品の色調を改善する添加物です。
主な機能としては、以下などが挙げられます。
- ①食品原料の色調変化を補い、食品の色調を一定にする
- ②食品の加工工程や、保存中の変色・退色を補い色調を整える
- ③食品に彩りを添え、目でのおいしさや、楽しさを演出する
多様な使用目的に合わせて、その種類は多いですが、化学的に作られた着色料と天然素材由来の着色料に大別されます。
化学的に作られた着色料は、日本では20種類認可されており、特徴としては以下などが挙げらられます。
- ①鮮やかな色調を出せる
- ②熱、光に対して非常に安定である
- ③添加量はごく少量ですむため、コストが安くすむ可能性がある
- ④添加量がごく少量であるため、食品風味への影響が抑えられる
- ⑤化学的につくるため、安定的に入手できる
一方で天然素材由来の着色料は、日本では100種類ほど認可されており、特徴としては以下などが挙げられます。
- ①自然な色調を出せる
- ②抗酸化能を有する成分が多い
- ③天然原料(植物、昆虫、藻類、微生物等)より得るため、環境条件の影響を受けやすい
- ④化学的につくられたものと比べると一般的には濃度が低いため、添加量が多い
- ⑤色素の由来原料により耐熱性耐光性などに差がある
- ⑥色素の由来原料により、使用可能なpH領域等使用方法が異なる
- ⑦原料由来の特有の香りを有するものもある
このような特徴を踏まえて、どのような着色料を使用するかは用途によって慎重に選定する必要があります。
※食品表示対応品もございます。
- 原料
-
・天然素材由来の着色料
クチナシ黄色素、トマト色素、パプリカ色素、アナトー色素、ウコン色素、カラメル色素、コチニール色素、ベニコウジ色素、ベニバナ赤色素、ベニバナ黄色素等・化学的に作られた色素
食用赤色2号、食用黄色4号
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甘味料
効果
食品に甘みを与えます
甘味料は食品に甘みをつけるために使われる添加物です。
砂糖の甘みを基準として、高甘味度物質と低甘味度物質とに大きく分けられます。
高甘味度物質にはアスパルテーム等砂糖の何十倍、何百倍も甘味度の高い物質が含まれます。
高甘味度甘味料には甘みの付与だけでなく、甘味の発現領域を利用して食品の香りをエンハンスしたり、また嫌な風味のマスキングの効果もあります。
低甘味度物質には、エリスリトール、マルチトールなどのように食品に区分されているものと、トレハロース、ソルビトール、キシリトールなどのように食品添加物に区分されているものとがあります。
近年糖アルコールはそのカロリーの低さから糖尿病、肥満予防の商品に使用されたり、う蝕性の低さからオーラルケア商品に使用されたりしています。
※食品表示対応品もございます。
- 原料
-
・低甘味度甘味料
エリスリトール、マルチトール、トレハロース、ソルビトール、キシリトール、マンニトール等・高甘味度甘味料
スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、ステビア抽出物、羅漢果抽出物、カンゾウ抽出物等
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調味料
効果
食品にうま味などを与え、味をととのえます
食品にうま味や塩味の付与・増強、味質の調整等をし、味の向上・改善のために使われる添加物です。
調味料は、アミノ酸系、核酸系、有機酸系、無機塩系に大別されます。
先味、中味、後味どの部分を調整したいかで選定は変わります。
また、家庭では食塩、醤油なども「調味料」と呼ばれますが、これらは食品に分類され、食品添加物には含まれません。また、ビーフエキス、酵母エキス、タンパク質分解物なども調味料(天然系調味料)として加工食品に使用されるが、食品素材であり、食品添加物の調味料には含まれません。
※食品表示対応品もございます。
- 原料
-
・アミノ酸系
DL-アラニン、グリシン、L-グルタミン酸、L-アスパラギン酸ナトリウム等・核酸系
5’イノシン酸ナトリウム、5’グアニル酸ナトリウム、等・有機酸系
クエン酸カルシウム、コハク酸ナトリウム等・無機塩系
塩化カリウム、リン酸三カリウム等
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酸味料
効果
食品に酸味を与えます
食品に酸味の付与・増強をし、味の向上・改善のために使われる添加物です。
酸味料には、クエン酸や乳酸のような有機酸またそれらの塩類と、リン酸、二酸化炭素のような無機酸
とがあります。無機酸は一般的に製造用剤として使われます。有機酸類はそれぞれ酸味の質と強さ、
また発現領域に違いがあるため、食品の種類や、風味によって使い分けられています。
また酸とその塩を併用することで緩衝作用が生まれ、特定のpHを保持しやすくなります。
- 原料
- クエン酸、クエン酸三ナトリウム、L-酒石酸、L-酒石酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、リンゴ酸、グルコン酸、フマル酸等
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苦味料
効果
食品に苦味を付けます
食品に適度な苦味を与え、おいしさを増すために使われる添加物です。
ビールのホップの苦み、お茶やコーヒーの苦み、柑橘類の苦みなどはおいしいと感じる味の重要な要素になっています。
- 原料
- カフェイン、ナリンジン等
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香辛料抽出物
効果
香辛料抽出物
香辛料抽出物は、様々な香味や、辛味をつけたり、食品の好ましくない臭いを矯正したりする添加物です。香辛料の香辛味成分や香りを水やアルコール等で抽出したものが挙げられております。酸化防止剤や、日持ち向上剤としての効果を持つものも多いです。
- 原料
- ワサビ、ショウガ、マスタード、トウガラシ等
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光沢剤
効果
食品の表面に光沢を与えます
食品の表面に光沢を与え、また、防湿や水分蒸発など食品を保護するために使用される添加物です。
主な機能としては、以下などがあります。
- ①食品表面の光沢をよくする
- ②被膜をつくることで、果実の水分蒸発を防ぐ
- ③被膜をつくることで、食品の吸湿を防ぐとともに、内部の香気を保つ
- ④被膜をつくることで、食品が包装材料に付着するのを防ぐ
- 原料
- カルナウバロウ、ミツロウ、シェラック等
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増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料
効果
食品の粘り気を付与、分離を防止、舌触りを良くしたり、安定性を向上させます
食品の粘度の増強、乳化分散の安定化、ゲル化などの機能で、食品の食感を向上させるために使われます。
主な機能としては、以下などがあります。
- ①たれ等に粘度付与、粘度調整に使用
・焼肉のたれに粘性を付与 - ②ゲル化させて食品の水分を保持したり、離水を防止する。
- ③食品成分の分離、沈殿を防ぐ。
・ドレッシングやアイスクリームの乳化を安定させる(溶性固形分や乳化の安定)
・ドレッシングやアイスクリームの乳化を安定させる(溶性固形分や乳化の安定)
・氷菓、冷菓類で氷と乳成分の分離を防ぐ(冷凍耐性の安定化) - ④食品をゲル化させる(ゲル状食品)
- ⑤液中混濁物の分散
- ⑥氷菓、冷菓類において冷凍保管下での氷の成長を抑える。
- 原料
- ローカストビーンガム、カラギナン、キサンタンガム、グァーガム、アラビアガム、プルラン、ペクチン、各種加工でんぷん、ジェランガム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース等
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乳化剤
効果
水と油を均一に混ぜ合わせます
乳化作用だけでなく、分散、浸透、洗浄、起泡、消泡、離型、滑沢、可溶化など多岐の目的で使用される添加物です。
作用を高めるために、複数の乳化剤を組合せて使われることも多いです。
- ①乳化作用だけでなく、分散、浸透、洗浄、起泡、消泡、離型、滑沢、可溶化など多岐の目的で使用される添加物です。
(乳脂肪などを均一に混ぜます アイスクリーム、マーガリン、チョコレート、乳製品など) - ②ケーキやアイスクリーム生地の起泡
- ③豆腐の消泡
- ④でんぷんの改質効果、老化防止(パン、ケーキ、麺類等)
- ⑤タンパク質の改質効果(水産練り製品、畜肉ソーセージなど)
- ⑥菓子類の食感改良
- ⑦食品製造工程で、泡立ちを防いだり、食品の粘度を下げて混合や成形を容易にしたりする。
- ⑧ビタミン類、香料などの可溶化
- 原料
- グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン等
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膨張剤
効果
ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにします。
ふくらし粉またはベーキングパウダーとも呼ばれ、パン、菓子などの小麦粉製品の製造工程で添加し、ガスを発生させて生地を多孔性にふくらませるために使用されます。
炭酸水素ナトリウムは1種類のみの添加になりますが、一般的にはアルカリ性のガス発生剤(主剤)と酸性の助剤を配合します。焼く前に生地に混ぜ込むことで、生地が良くふくらみ、スポンジなどをふわふわの軽い食感にすることができます。遅効性タイプ、即効性タイプがあります。
- 原料
- 炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム等
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保存料・(日持向上剤)
効果
カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する
食品の安全にとって最も注意すべき問題は食中毒です。
また食品ロス問題において、賞味期限の延長を検討することはとても重要なこととなっています。
保存料は微生物などによる食品の腐敗、変敗を防止し、食中毒の発生を予防することを目的に使用される食品添加物です。少量で効力の強い添加物が多いですが、使用できる食品の種類、使用量が定められていることが多いので注意が必要です。
日持ち向上剤は、お弁当やサラダ等の保存性の低い食品に短時間だけ保存性を持たせる目的で使用されます。しかし日持ち向上剤は保存料と比べると効力が弱く、使用量が多くなりやすいですが、全般的な食品で使用ができます。
(注意:日持ち向上剤は、使用目的は保存性の向上という点で保存料と類似していますが、添加物の用途名としての規定はなく、「日持ち向上剤」という添加物表示はできません。)
保存料・日持向上剤は組み合わせて使用することで、相乗的に効果を向上させたり、弱点を補い合うことができます。
ただし、保存料・日持向上剤は対象となる微生物や使用する食品によって効果が大きく異なり、また風味に影響を与えるものもあるので、食品の種類によって適切に選ぶことが必要です。
- 原料
-
・保存料
ナイシン、しらこたん白抽出物、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ポリリジン、安息香酸、安息香酸Na等(日持向上剤)、氷酢酸、酢酸ナトリウム、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル、リゾチーム、カラシ抽出物等
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pH調整剤
効果
食品のpHを調整します
食品を適切なpH領域に保つ目的で使用される添加物です。
適切なpH領域に保つことで、食品の品質安定、製造加工条件の改善、食品の色調安定、変色防止、保存料や酸化防止剤の効果を向上させて保存性を高める等の効果があります。
- 原料
- dl-リンゴ酸、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等
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酸化防止剤
効果
油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくします
酸化防止剤は、保存料や防カビ剤とともに食品の変質を防止する目的で使用されます。
特に油脂成分の酸化を防止したり、果実や野菜の加工品の褐変や変色を防止したりするために重要な役割を担っています。
酸化には空気酸素、光、温度、酵素、共存金属などが関係します。
主な酸化現象は、以下などが挙げられます。
・油脂成分の空気酸化:食品成分の風味の損失、有害な過酸化物の生成
・果実や野菜の酸化:褐変
・天然色素の酸化:酸化による退色
酸化防止剤は作用原理によって2つに大別される。
- ①食品成分に代わってその物質自身が酸化することによって、食品の酸化を直接防止
(アスコルビン酸、トコフェロール類等) - ②酸化反応を促進する金属を封鎖し、2次的に酸化を防止する金属キレート剤。
酸化防止剤を使用すること以外に、脱酸素剤の使用や窒素ガスの充填によってい空気中の酸素との接触を遮断すること、低温に保存することなどの方法もとられています。
酸化防止剤の有効利用には、食品の酸化反応の原因因子を理解し、目的に応じて適切な抗酸化素材を組み合わせ、効果を上手く引き出す設計を行うことが重要です。
- 原料
-
・脂溶性酸化防止剤
トコフェロール類、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)等・水溶性酸化防止剤
アスコルビン酸、亜硫酸塩類等・天然由来の酸化防止剤
チャ抽出物、ヤマモモ抽出物、エンジュ抽出物、ルチン(抽出物)、ローズマリー抽出物・その他
脱酸素剤
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酵素
効果
食品製造の際に様々な目的で使用されます
酵素は触媒機能を有するタンパク質です。糖質加工用、醸造用、蛋白加工用、乳加工用、油脂加工用等様々な製造・加工工程で使用されています。
最終食品に活性のある酵素が残ると食品成分の分解や変質が起こるため、一般的には目的とする反応終了時には酵素を失活させたり除去したりします。
最終食品中で効果を有しない場合は加工助剤となり,表示は免除されます。
- 原料
- α-アミラーゼ、β-グルコシダーゼ、プロテアーゼ等
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消泡剤
効果
食品製造中に発生する気泡を消します
フライなどを揚げる工程、泡の立ちやすい豆腐などの製造工程、ジャムや煮豆、キャンディー等の糖を含む商品の濃縮工程など、泡立ちを抑えたいときに使用します。
- 原料
- シリコーン樹脂等
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栄養強化剤
効果
栄養素を強化します
栄養強化剤とは、栄養成分の強化のために使用される添加物で、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類に大別されます。
保健機能食品のひとつである栄養機能食品では、栄養強化剤のうち、ミネラル5種類、ビタミン12種類、ビタミンAの前駆体であるβーカロテン、またn-3系脂肪酸が表示可能成分として認められています。
強化剤は、菓子、米、麦、パン、麺類など多岐にわたる食品のカテゴリーで使われています。
- 原料
- ビタミン類(ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム)、アミノ酸類 など
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その他の食品添加物
効果
食品の製造または、加工のために必要なもの
- 原料
- 離形剤(流動パラフィン)、豆腐用凝固剤(塩化Ca等)、固結防止剤(二酸化ケイ素)、かんすい、pH調整剤等
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機能性成分
効果
一般に生命活動に必須の栄養素では無いものの、健康を維持したり、抗酸化性を示したり等の様々な機能的効果が期待される成分
- 原料
-
プロテイン素材(大豆たんぱく、乳たんぱく等)
食物繊維(難消化性デキストリン、グルコマンナン、イヌリン等)
脂肪酸(DHA、EPA、MCT等)
青汁系素材(カテキン、ケール、モリンガ、アシタバ、クロレラ等)
美容系素材(コラーゲン、コエンザイムQ10、ローヤルゼリー、アスタキサンチン等)
その他(セサミン、グルコサミン、ウコン、イチョウ葉エキス、植物発酵酵素、アロエ、ブルーベリー、乳酸菌等)
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その他 取り扱い食品原料例 OTHER ITEMS
- 糖類・澱粉類
- 糖類、糖アルコール類、液糖、水飴、澱粉、加工澱粉、はちみつ、黒糖、メープル等
- 果実・野菜加工品
- 果汁、ジャム、ピューレ、エキス、ペースト、パウダー、ダイス、ドライ、カット、スライス、フレーク、チップ、シロップ漬等
- 乳原料
- バター、クリーム、濃縮乳、練乳、ホエイ、チーズ、チーズ加工品、脱脂粉乳、全脂粉乳、調製品等
- 油脂
- チョコレート類、マーガリン、ショートニング、ラード、ごま油等
- その他
- 塩、小麦、穀物類、ゼラチン、寒天、酒類、ナッツ類、畜産物関連、水産物関連、香辛料・ハーブ関連、調味料関連、卵関連、 飲料関連(茶・コーヒー他)
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