清田産業株式会社

清田ダイアリー KIYOTA DIARY

プロテイン製品をOEM製造する際のポイントと製品形態やプロテイン原料各種のメリット・デメリット

プロテインの種類や、OEM製造のロット数・試作費用など、流れをご紹介

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笑顔のモト「おいしい!」をプロデュースする 清田産業株式会社

2024年03月28日

プロテイン製品をOEM製造する際のポイントと製品形態やプロテイン原料各種のメリット・デメリット

プロテイン製品のOEMのポイント

プロテイン製品とはたんぱく質を摂取する栄養補助食品の総称を指します。手軽にたんぱく質を摂取したいというニーズは近年高まっており、粉末タイプ、バータイプ、液体タイプなど商品形態が多岐にわたることや、またアスリート向けのものから、女性のダイエット目的、シニア向け、子供向けなどターゲットの幅が広いことが特徴です。

ターゲットと食事シーンを決める

プロテイン製品をOEMでつくる際、最初に必要なのがターゲットと食シーンを明確にすることです。プロテイン製品は粉末タイプやバータイプだけでなく、タンパク質を強化したプリン、ヨーグルト、カップラーメンなど、通常の食事やおやつの延長で食べられる商品も出てきているため、「誰が」「何の目的で」「どのようなシーンで」食べるのかをまず決めた上で、どのような商品形態が適切かを検討していくことが重要です。

プロテインの種類を決める

たんぱく質を多く含む食材

プロテインのもととなる原料には様々な種類があります。大きくは動物性と植物性に分けられます。動物性では牛乳由来のホエイプロテインやカゼインプロテイン、また最近では豚や魚由来のコラーゲンペプチドが挙げられます。植物性では大豆由来のソイプロテイン、えんどう豆由来のピープロテインが代表的です。製法による違いでホエイプロテインはWPC、WPI、WPHなどに分けられ、またメーカーや産地などでも分けられます。

各原料によって体への吸収速度や水への溶けやすさ、香りや価格、原料形状などそれぞれに特徴があるため、商品コンセプトや形態、配合希望量、食感・風味などに合わせてどのプロテイン原料を使用するのが適切かを検討していきます。

現在様々な原料が出てきているため、一概には言えませんが、代表的なプロテイン原料の特徴は下記になります。

プロテインの種類と特徴

配合したい成分を決める

プロテイン原料と合わせて他の機能性も付与したい場合は、何の成分を組み合わせるかという副原料の検討も必要です。弊社ではタンパク質の吸収を高める各アミノ酸やビタミンはもちろんのこと、プロテイン原料と相性の良い成分を豊富にご用意しています。また美味しいプロテイン製品をつくるための工夫も重要です。特有の香りや味のマスキング、おいしい香りや味の付与によって、毎日食べ続けられる美味しいプロテイン製品をつくることができます。

主なプロテイン製品

粉末(パウダー)

プロテインパウダーのイメージ

プロテイン製品の代名詞でもある粉末タイプ。水や牛乳などに溶かして飲料として摂取します。最近では水に溶かす以外にも料理に使われたりなどされており、多彩なレシピが多く出てきています。

メリット:一度に摂取できるプロテインの量が多い。カロリーが抑えられる。料理へのアレンジの幅が広い
デメリット:水や牛乳に溶解させるというひと手間がいる。

最低ロット数:一般的には200kg〜(例えば1袋750gとした場合、約270袋分)

バー

プロテインバーのイメージ

手軽に摂取できるバータイプのプロテイン。大手メーカーが様々な製品を発売し、近年コンビニやスーパーでは必ず見かける製品です。

メリット:手軽に食べられる。チョコタイプ、ベイクド(焼成)タイプ、グラノーラ(糖蜜)タイプなどバリエーションがある
デメリット:ロットが比較的大きい

最低ロット数:一般的には10,000本程度~(バーのタイプ※により異なります)
プロテインバーのOEMで気になるロット数や試作費用について

チョコレート

チョコレートタイプのプロテイン製品ーのイメージ

タンパク質を配合したチョコレートタイプのプロテイン。味や食感はチョコレートのままのため、お菓子を食べる感覚でタンパク質を摂取できます。

メリット:手軽に食べられる
デメリット:一度に摂取できるプロテインの量は多くない。

最低ロット数:一般的には500㎏~(形状※で全く異なります)

液体飲料(ドリンク)

プロテインドリンクのイメージ

近年コンビニなどに常時置かれるようになった飲料タイプのプロテイン。簡単に摂取することができるだけではなく、大衆向けに味が飲みやすいものが多くシェアを伸ばしています。

メリット:粉末を溶解する必要がない。1回で摂取できる量が多い
デメリット:製造ロットが大きい

最低ロット数:一般的には数十万本ととても大きいロットになります

錠剤(タブレット)

プロテインタブレットのイメージ

携帯しやすく、プロテイン特有の味を感じることなく摂取できる錠剤タイプのプロテイン。

メリット:手軽に食べられる
デメリット:1回の摂取量が少ない

最低ロット数:一般的には50㎏~(例えば1袋50g(1g×50粒)とした場合、1000本分)

スナック

プロテインスナックのイメージ

大豆を原料とした、固め食感のスナックも最近は増えてきています。

メリット:手軽に食べられる
デメリット:豆の風味が少し残る

最低ロット数:一般的には500㎏~(例えば1袋80gとした場合、6000袋分)

プロテイン製品の試作費用

製造する製品によって異なります。詳細は別途お見積もりをしていますので、お気軽にお問い合わせください。

プロテイン製品に必要な原材料の調達期間

弊社ではご相談しながら、希望されるプロテイン製品に必要な原材料を調達することが可能です。一般的にプロテイン製品に使用されるプロテイン原料の性状には粉末タイプとパフタイプ(大豆)があります。

調達に要する期間は、国内在庫のある汎用原料であれば1週間程度。求める商品形状によっては、事前加工を行い、専用原料をつくる必要があります。専用で原料をつくる場合、1か月以上かかることもあります。

国内に在庫のない原材料の場合は、弊社輸出入の機能にて海外から輸入することも検討可能です。その場合輸入ロットが発生し、また調達に要する期間は個別相談となります。もし使用されたいプロテイン原料をすでにお持ちでしたら、持ち込んで頂くことも可能です。

ご依頼から完成(納品)までの流れ

弊社でプロテインのOEM製造を行う場合のサポート内容を紹介します。

案件のヒアリング

ヒアリングの様子

まずはお客様の案件内容を共有するところからはじめさせていただきます。「ターゲット」「コンセプト」「製品タイプ」「数量」「販路」「発売時期」等をヒアリングさせて頂いた上で最適な商品づくりを行っていきます。

原料選定

レシピ開発の工程で一番大事なのは「原料選定」です。原材料の選定は、コンセプトや希望の形状、味、食感の実現につながるだけなく、賞味期限設定、アレルギー管理、製造工場にまで影響を及ぼします。また安心・安全の品質であることは言うまでもなく、安定供給できるか、ハンドリングはどうか、など生産を想定したさまざまな要素を踏まえて選定します。

試作

試作の目的はイメージの具現化ですが、単にイメージを形にするだけではなく、基本的に「量産できること」に主眼を置き製造工程を検討していく必要があります。そのためラボで手試作を行う際にも、量産体制を整えられるよう、工場での生産イメージをしながら一つひとつの工程の確認を行っていきます。

製造工場の選出

工場の様子

設備やロット、製造工程、求める品質、包装形態、工場の場所などのご要望を行い、適切な工場を選出いたします。輸出を念頭においている場合は、それに対応できる工場を選出いたします。

その他の注意点

プロテイン製品を製造する際、ソイプロテインを用いると大豆特有のにおいがします。このにおいを苦手とされる方もいるため、弊社ではマスキング原料をご提案しています。

プロテイン製品の開発・OEMを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた方

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笑顔のモト「おいしい!」をプロデュースする清田産業株式会社

清田産業は、「食」の総合プロデューサーとして、「食」の可能性を広げ、人々の生活を豊かにする提案を続けていきます。
ひとり一人が持つ個性や魅力を原点に、世の中にいかに笑顔を増やしていくかを働く仲間やお取引先と一緒に考え、「おいしい」をプロデュースしてまいります。

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