清田産業株式会社

清田ダイアリー KIYOTA DIARY

ヘルシーアイテムに関する性別の動向

飲食するヘルシー Healthy Item2023

渋沢文明
株式会社ビー・エム・エフティーディレクター 渋沢文明

2024年07月01日

ヘルシーアイテムに関する性別の動向

 弊社が行っております食を健康から広く捉えた「飲食するヘルシー Healthy Item2023」調査の中から、今回は健康を意識した食品、ヘルシーアイテムの摂取意向、ヘルシーアイテムに期待する効果効能、気にしている健康インデックスについて、調査結果上位20位の性別の違いをみてみます。

<ヘルシーコンシャス食品>

女性が男性よりも健康を意識して高く摂取しているのは、「緑黄色野菜」、「たまご」、「ヨーグルト」、「きのこ類」、「豆腐」。

 健康を意識して摂っている食品を「ヘルシーコンシャス食品」と呼んでいますが、生鮮食品や加工食品、飲料等212品目を調査した結果、上位10位の中で女性が男性よりも高いアイテムは1位:「緑黄色野菜」、2位:「たまご」、3位:「ヨーグルト」、4位:「きのこ類」、5位:「豆腐」というものでした。次いで、6位:「納豆」、7位:「豚肉」、8位:「牛乳」、9位:「たまねぎ」、10位:「トマト」の順となっています。上位10位の中で男性との差が少ないアイテムは「トマト」でした。

 10位以下で女性が男性よりも高く摂取しているアイテムは「わかめ」、「チーズ」、「葉物野菜」、「乳酸菌飲料」、「ほうれん草」、「にんじん」、「鶏肉」、「青魚類」です。「トマト・野菜飲料」、「バナナ」は男女間にあまり大きな差がないアイテムです。

ヘルシーコンシャス食品上位20位

<ヘルシーアイテム>

男女間で差が少ないアイテムは、「タンパク質」、「ビフィズス菌」、「食物繊維」、「乳酸菌」など。

 健康食品やサプリメント等で、摂りたい成分を調査した216項目中で上位10位の結果を見ると、男女間にあまり差がないのは「タンパク質」、「ビフィズス菌」、「食物繊維」、「乳酸菌」です。男女間で差があるものは、女性は「コラーゲン」が高く、次いで「鉄」も目立っています。男性が女性よりも高いのは「DHA」と「亜鉛」となっています。

 11~20位では女性は「ヒアルロン酸」、「大豆イソフラボン」が男性よりも高く、男性は「アミノ酸」、「EPA」、「プロテイン」が女性よりも高くなっています。男女間で差がほとんどないのは「ビタミンD」、「ビタミンE」です。

健康食品・サプリメントでのヘルシーアイテム摂取意向上位20位

<期待する効果効能>

女性は「あげる」、「整える」、「高める」、「防止する」という効果効能を期待している。

 調査した74項目中の上位10位で女性が男性よりも高いのは「基礎代謝をあげる」、「栄養バランスを整える」、「腸内環境を整える」、「免疫力を高める」、「老化を防止する」というもので、男女間に差がないのは「体を整える」、「血液をサラサラにする」というものです。

 また、11~20位で女性は「便秘を改善する」、「骨を丈夫にする」、「自然治癒力が高まる」、「新陳代謝をよくする」、「風邪を予防する」などが男性よりも高くなっています。男女間に差がないものは「睡眠の質をよくする」、「生活習慣病予防」でした。

期待する効果効能上位20位

<気にしている健康インデックス>

男女間で差のあるものは、男性は「血圧」、女性は「便通」が目立つ。

 調査した109項目の健康インデックス中、上位20位のほとんどの項目で女性は男性よりも気にしている項目が高くなっていますが、男性が女性よりも高く気にしているものは「血圧」です。上位20位の中で、「血圧」は男性が最も気にする健康意識です。男性と女性の差が少ないものでは「体力」、「内臓脂肪」、「筋力」などがあります。
 女性が男性よりも高く目立っているのは「便通」です。「便通」は上位20位の中のトップであり、男性に比べ、女性はとても気にしていることがうかがわれます。また、「基礎代謝」、「免疫力」、「ストレス」、「腸内環境」、「体調維持」も目立っています。

気にしている健康インデックス上位20位

Source:「飲食するヘルシーHealthy Item 2023」調査結果
調査項目:ヘルシーコンシャス食品 210品目<食品(加工):120項目 食材(生鮮):90項目>
ヘルシーアイテム 216項目<成分:129項目 素材:87項目>
●期待する効果効能:74項目 ●気にしている健康インデックス:109項目
・調査方法:インターネット調査 ・対象者:20~79歳の一般男女
・サンプル数:1200人 ・調査地域:全国
*図表の二次利用はお控えください。

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この記事を書いた方

渋沢文明

この記事を書いた方

株式会社ビー・エム・エフティーディレクター渋沢文明

弊社は「おいしそう」「食べたい」「飲みたい」と感じ、飲食欲を喚起する言葉を“シズルワード”と呼び、2003年から毎年調査を行いシズルワードの「今」を調べています。また、好きな風味や味・香りの『フレーバーテイスト調査』や、健康に関する食品・飲料・成分、食材・素材の「ヘルシーアイテム調査」も毎年行っています。

http://bmft.co.jp/

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