清田ダイアリー KIYOTA DIARY
好まれるヘルシー食品・食材、健康意識の動向
『飲食するヘルシー Healthy Item 2024』より
2024年08月20日
弊社では食と健康を広くとらえた『飲食するヘルシー Healthy Item調査』を2006年より毎年行っております。『飲食するヘルシー Healthy Item調査』は普段の食事や間食で「健康を意識してとっている食品・食材」をヘルシーコンシャス食品。「健康食品やサプリメントで摂りたい成分」をヘルシーアイテム。「健康食品やサプリメントに期待する効果効能」を効果・効能健康インデックスとして、3分野に分けて調査しております。今回は2008年から2023年の間の時系列でそれぞれの意向の一部をご紹介いたします。
<気になる効果・効能健康インデックス>
アップしているのは「疲れやすさ」、次いで「体重」、「視力」
時系列で見ると2023年の1位は「疲れやすさ」、2位は「体重」、3位は「視力」、次いで「体力」、「ストレス」が上位5位でした。「疲れやすさ」と「ストレス」は2008年からランクを上げており、「疲れやすさ」は2008年に5位でしたが着実にアップしています。2023年に上位20位内に入ったもので、2018年より順位を上げていたのは「疲れやすさ」、「ストレス」、「腸内環境」、「睡眠」、「筋力」、「脳年齢」でした。
「基礎代謝」、「栄養バランス」、「コレステロール」はダウン傾向
「基礎代謝」、「栄養バランス」と「コレステロール」の順位はダウン傾向にあり、「基礎代謝」は2013年には6位でしたが、2023年は11位となっています。「栄養バランス」は2008年の11位から2023年は18位に順位を下げています。「コレステロール」も順位を落とし2008年の6位から2023年は12位でした。その他では「アンチエイジング」、「体力」も2018年よりも順位を下げています。

<ヘルシーアイテム>
摂りたいアイテムの上位3位は「ビタミンC」、「乳酸菌」、「食物繊維」
健康食品やサプリメント等で摂りたい成分の2023年の調査結果の1位は「ビタミンC」、2位「乳酸菌」、3位「食物繊維」、4位「カルシウム」、5位「コラーゲン」という順位でした。「食物繊維」は2009年結果から着実に順位を上げ、最新の結果では3位となっています。
「ビタミンD」、「亜鉛」、「プロテイン」、「GABA」が順位を上げる。
2018年と比べ、2023年に順位を大幅にアップしていたのは「ビタミンD」(27位→8位)、「亜鉛」(21位→10位)、「プロテイン」(23位→15位)、「GABA」(56位→18位)でした。なかでも「GABA」の大幅アップは目立っていました。
「コエンザイムQ10」、「青汁」はダウン傾向。
一方、順位を下げていたのは、「コエンザイムQ10」(18位→33位)、「青汁」(12位→27位)、そして、「ブルーベリーエキス」(11位→14位)、「ポリフェノール」(13位→19位)でした。「コラーゲン」は2018年と同様に5位となっています。

<ヘルシーコンシャス食品>
「納豆」と「ヨーグルト」はヘルシーコンシャス食品の優等生
健康を意識してとっている食材・食品の2023年の1位「納豆」、2位「ヨーグルト」、3位「豆腐」が上位3位で、「たまご」、「きのこ類」が続き上位5位となっています。
「納豆」と「ヨーグルト」は2008年より2023年まで継続して1位、2位にランクされておりヘルシーコンシャス食品の優等生と言えます。
「鶏肉」は大きくランクアップ。
2018年に比べて大きく順位をアップしている食品は「鶏肉」(34位→9位)でした。そして「豆腐」(4位→3位)、「たまご」(9位→4位)、「豚肉」(13位→12位)、「サバ」(18位→17位)も順位を上げています。
「緑黄色野菜」、「たまねぎ」、「ほうれん草」、「根菜類」はダウン傾向。
2018年に比べてダウン傾向にあるのは「緑黄色野菜」(5位→8位)、「たまねぎ」(9位→11位)、「ほうれん草」(11位→15位)、「根菜類」(20位→32位)で、最も順位を下げていたのは「根菜類」でした。

Source:「 飲食するヘルシー Healthy Item 2024」
調査項目:ヘルシーコンシャス食品212品目、ヘルシーアイテム223項目、
健康インデックス111項目、効果効能76項目
調査方法インターネット調査
対象者20-79歳の一般男女
サンプル数1200人
調査期間2023年12月
調査地域全国
*詳細な調査結果報告書を販売しております。ご購入のご案内は弊社HPをご覧ください。
*この調査に関するお問い合わせはshibusawa@bmft.co.jpまでお願いします。
図表の二次利用はお控え下さい。
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この記事を書いた方
この記事を書いた方
株式会社ビー・エム・エフティーディレクター渋沢文明
弊社は「おいしそう」「食べたい」「飲みたい」と感じ、飲食欲を喚起する言葉を“シズルワード”と呼び、2003年から毎年調査を行いシズルワードの「今」を調べています。また、好きな風味や味・香りの『フレーバーテイスト調査』や、健康に関する食品・飲料・成分、食材・素材の「ヘルシーアイテム調査」も毎年行っています。