清田ダイアリー KIYOTA DIARY
最新レポート「味の地域差に関する調査2024<料理編>」を発表
40代女性の2割近くが「基本調味料のおいしい配分がよくわからない」
2025年01月09日
株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原正昭)は、全国の30~79歳の既婚女性を対象として『味の地域差に関する調査2024《料理編》』を実施いたしました。本調査では、日本全国47都道府県を10のエリアに分けて、「家庭料理の面からみた味の地域差」をテーマにしています。エリア別に「よく作るメニュー」や「料理の味付け」、「よく使う調味料」を捉えます。
今回は調査結果の一部を抜粋してご案内いたします。
(『味の地域差に関する調査2024《料理編》』https://www.jmar.biz/report2/taste2024_cooking/)
調査結果のポイント紹介
本リリースでは、地域別と年代別の結果および、時系列比較を一部ご紹介させていただきます。
- ・40代女性の2割近くが「基本調味料のおいしい配分がよくわからない」
- ・和風の野菜の煮物を作る頻度は減少傾向。最も頻度の低いエリアは北海道
- ・よく作られている和風煮物メニューは「肉じゃが」、伸長した「小松菜やナス等の煮びたし」
- ・煮物の味付けは基本調味料が高いものの、時系列でみると「めんつゆ」「白だし」が増加傾向
- ・普段料理に使う調味料では「めんつゆ」が8割台で高く推移、「白だし」が伸長続き4割超
調査概要
- ・調査名:味の地域差に関する調査2024《料理編》
※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の一部を抜粋してご紹介致します。 - ・調査期間:2024年 6月 14日(金) ~ 2024年 6月 30日(日)
- ・調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」
(全国に居住する30~79歳までの既婚女性) - ・調査方法:オフライン調査
- ・回答者数:2,800名
全国10エリア各年代を均等に近い形でサンプル回収し、ウエイトバック集計を実施 - ・詳細URL:https://www.jmar.biz/report2/taste2024_cooking/
【調査結果1】
40代女性の2割近くが「基本調味料のおいしい配分がよくわからない」
和風料理の味付け意識について、既婚女性40代の2割近くが「しょうゆ・みりん・みそ等、和風の基本調味料だけでは、おいしい配分がわからない」と回答した。なお、30代も2割弱とやや高い。地域別の特徴をみると「しょうみ・みりん・みそ等、和風の基本調味料は地元や郷土のものを使っている」は九州が最も高く約2割。「めんつゆ・だししょうゆ・ぽん酢しょうゆ等市販の和風万能調味料をよく利用する」は東北・首都圏が6割半と高い。他方で「しょうゆ・みりん・みそ等和風基本調味料だけで味付けをする」は九州が7割弱と最も高い。
Q.あなたの和風の料理の味付けについて、あてはまるものは?(複数回答)


【調査結果2】
和風の野菜の煮物を作る頻度は減少傾向。最も頻度の低いエリアは北海道
自宅で和風の野菜の煮物を作る頻度は「週に2~3回程度」が26.0%、「週に1回程度」が25.6%で、合わせると「週に1~3回程度」で半数を占める。
時系列でみると煮物を作る頻度は低下している。2018年当時は週あたりの平均回数が「1.9回」だったが2024年調査では「1.5回」へと減少した。
エリア別でみると関西と四国が「1.7回」と高く、北海道が「1.1回」と低い。
Q.お宅では和風の野菜の煮物をどのくらいの頻度で作りますか。(単一回答)
※ここでは、野菜や乾物等が主役の煮物で、魚や肉が主役の煮魚や角煮等は除きます。

【調査結果3】
よく作られる和風煮物メニューは「肉じゃが」、伸長した「小松菜やナス等の煮びたし」
自宅でよく作る煮物メニューは「肉じゃが」が最も高く7割強で、最もよく作る和風の煮物メニューとしても3割強と高い。次いでよく作るメニューでは「かぼちゃの煮物」「大根の煮物」「きんぴらごぼう」が半数以上で続く。最もよく作るメニューでは「肉じゃが」が3割強、次いで「かぼちゃの煮物」「大根の煮物」が1割強で続く。
時系列で最もよく作るメニューをみると2021年調査で「肉じゃが」は5ポイント以上増加していたが、2024年調査では5ポイント近く減少。「小松菜やナス等の煮びたし」は2021年調査で5ポイント以上減少していたが、2024年調査では10ポイント近く増加した。
Q.お宅で作る野菜等の和風の煮物は、どのようなメニューが多いですか。(複数回答)
Q.お宅で作る野菜等の和風煮物のうち、あなたが最もよく作る煮物を1つお答えください。(単一回答)

【調査結果4】
煮物の味付けは基本調味料が高いものの、時系列でみると「めんつゆ」「白だし」が増加傾向
煮物の味付けに使う調味料をみると「しょうゆ」「みりん」「酒」「砂糖」といった基本調味料が高い。ただ、だしの部分を担う調味料に着目すると、いわゆる「かつお節・削り節」「昆布」「干ししいたけ」といった素材類は低く、「かつお風味の和風だしの素」が4割を超える。また2018年と比較して「つゆの素・めんつゆ」が微増、「白だし」は5ポイント以上増加しており、いずれも増加傾向のみられる数少ない調味料。
Q.あなたが最もよく作る煮物は、どのような調味料で味付けをしますか(複数回答)

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日本能率協会総合研究所HP:https://www.jmar.biz/report2
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