清田ダイアリー KIYOTA DIARY
おいしいを感じる言葉。シズルワード2025年最新調査
美味しさを引き出すトレンドワード
2026年02月01日
シズルワードは食の欲求を喚起する言葉です。「もちもち」「ふわふわ」「じゅわっと」「サクサク」「とろける」「濃厚」などのシズルワードは、多くの食品パッケージに記載され、コンビニやスーパーの食品陳列棚で購買意欲を喚起しています。
株式会社ビー・エム・エフティーでは、2003年から毎年、生活者が好むシズルワードを定量的に調査しています。調査している領域は「味覚系」「食感系」「情報系」「感情系」の4領域です。今回は最新年の調査結果の一部をご紹介します。
目次

味覚系:1位は「うま味のある」、2位「旨みのある」、3位「ダシの効いた」。
味覚系の1位は「うま味のある」です。次いで「旨みのある」「ダシの効いた」が上位3位でした。今回は同じ音で文字による違いの検証のため、<うま味>、<旨み>、<旨味>を入れました。その結果、表現の違いにより微妙な差があり「うま味のある」は1位、「旨みのある」は2位、「旨味のある」は4位でした。表現の違いはありますが、〈うま〉関連のワードは上位にランクされています。
〈コク〉関連のワードは「こくうま」「コク旨」「コクうま」「コクのある」「コク深い」がありますが、上位20位では5位「こくうま」6位「コク旨」7位「コクうま」がランクされました。

食感系:1位は「ジューシー」、2位「もちもち」、3位「サクサク」。
1位は「ジューシー」です。次いで「もちもち」、「サクサク」がトップ3でした。「ジューシー」はハンバーグを食べた時に肉汁が口内に溢れるなど、汁や液体の動きや広がりを楽しむ感覚です。同じような〈じゅ〉という音感では15位「じゅわっと」、20位「ジュージュー」があります。
2位になった「もちもち」の〈もち〉系の関連ワードでは4位「もっちり」、5位「もっちもち」、6位「もっちもっち」10位「もちっと」があります。最新の調査では「もちもち」の強調表現「もっちもち」と「もっちもっち」を加えていてその違いを比較しています。

情報系:1位「本格」、2位「焼きたて」、3位「贅沢」。
1位は「本格」でした。そして、3位に「贅沢」、4位「絶品」、7位「ご褒美」、12位「こだわりの」、15位「プレミアム」、16位「本場の」など食品・調理の製法や質の高さを表す流儀・様式の言葉が多く入っています。
調理などの時間的価値を表すワードも高く、2位の「焼きたて」をはじめ5位「揚げたて」、11位「炊きたて」があります。食材や素材の鮮度や季節に関するワードでは、6位「新鮮」、8位「鮮度のよい」、9位「季節限定」があります。

感情系:1位「幸せの」、2位「ご褒美」、3位「気分があがる」。
感情系のワードは飲食することによって得られる情緒や気分です。1位「幸せの」、2位「ご褒美」、3位「気分があがる」でした。飲食することで気分が高まる〈アップ〉系のワードでは3位の「気分があがる」をはじめ、4位「元気が出る」、5位「満ち足りた」、9位「気分が高まる」があります。また、気持ちが落ち着く〈鎮め〉系のワードでは7位「癒される」、10位「ほっとする」、11位「心地よい」12位「リラックス」があります。

3領域の時系列変化
味覚系の変化:「濃厚」「リッチ」はアップトレンドから成熟へ。
「濃厚」は2015年以降、2位を維持し続けているシズルワードです。「濃厚」に近いワードの「リッチ」は2025年は横ばいですが、14位「脂の乗った」、16位「こってり」は2020年より順位を上げており、周辺語の多彩化により、「濃厚/リッチ」のトレンドは継続しています。
2025年に1位の「うま味のある」は3位「コクのある」とともに、長期間上位を維持している味覚系を代表するシズルワードです。一時、順位を下げていた「スイート」は2020年から順位を上げ、復活傾向を感じさせます。

食感系の変化:「ジューシー」は不動のトップ。「サクサク」「カリカリ」「ザクザク」がアップトレンドに。
「ジューシー」は2025年も1位です。「ジューシー」に続く「サクサク」「もちもち」「もっちり」「とろける」は2010年~2025年の間、順位は違えど不動のトップ5と言えます。
噛んだ時の軽快な食感を表すオノマトペはここ数年のアップトレンドで、「サクサク」「サクッと」「カリッと」の清音擬音語がアップ。さらにその下からからは、「パリパリ」「ザクザク」の半濁音・濁音擬音語がアップです。

情報系の変化:「贅沢」、「絶品」、「本場の」、 “流儀” の言葉がアップトレンド
「贅沢」は2015年に1位になって以来、2020年、2025年と1位を維持しており、情報系シズルワードの中で不動のトップです。
2020年に2位だった「絶品」は2025年はほぼ横ばいですが、6位の「こだわり」、8位の「本場の」は2015年から順位を上げ続けています。2025年に上位20位にはじめてランクインしたのは「栄養たっぷり」でした。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
●対象者:15~69歳男女●調査期間:2025年5月16日~22日●サンプル数:1,800人●調査地域:全国
●調査に使用した食べ物に関する表現:495語(味覚系表現116語、食感系表現149語、情報系表現147語、感情系表現83語)
(*)テキスト、図表の二次利用はお控え下さい。
【時系列変化グラフ】
*2004年から2025年までの20年間に続けて調査した言葉、165語がランキング比較の対象(味覚系59語、食感系56語、情報系50語)
*対象者構成は15~59歳の男女(N=1350人)
*2006年以降はすべて5月実施。2005年は実施していないため、一番近い2004年12月末実施を採用。
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この記事を書いた方
この記事を書いた方
株式会社ビー・エム・エフティーディレクター渋沢文明
弊社は「おいしそう」「食べたい」「飲みたい」と感じ、飲食欲を喚起する言葉を“シズルワード”と呼び、2003年から毎年調査を行いシズルワードの「今」を調べています。また、好きな風味や味・香りの『フレーバーテイスト調査』や、健康に関する食品・飲料・成分、食材・素材の「ヘルシーアイテム調査」も毎年行っています。
