清田ダイアリー KIYOTA DIARY
フレーバーテイスト2025年の動向
好きな風味・素材の動向
2026年07月01日
食べ物や飲み物のベースになる風味や味は数多くあり、コンビニの店頭やスーパーではお菓子や清涼飲料、そして料理の味付けに使う様々な調味料が並んでいます。これらを“フレーバーテイスト”と呼び、生活者にどのようなフレーバーテイストが好まれているかを、『好きな風味・素材 Flavor Taste』として2006年から毎年継続的に明らかにしています。
生活者に好まれるフレーバーテイストの変化と現在について、最新の調査結果の一部をご紹介致します。調査を行ったフレーバーテイストは「食材系」と「調味食品系」と2つのカテゴリーで行っています。
<食材系>
「いちご」「桃」「りんご」が食材系のトップ3
食材系の上位3位は、1位「いちご」、2位「桃」、3位「りんご」です。
そして、4位「巨峰」、5位「シャインマスカット」、6位「マスカット」、8位「ぶどう」の“ぶどう系“が続いています。9位は「オレンジ」、10位は「ブルーベリー」で、食材系のフレーバーテイストの上位はフルーツ系で多く占められています。
“ぶどう系”は上位10位に4つランクインしており、高く好まれていることがわかります。また、”柑橘系”も7位に「みかん」、9位に「オレンジ」が入っており、上位20位では16位に「レモン」が入っています。
野菜やナッツ系はフルーツ系に較べると順位は低く、上位20では17位「ポテト」、18位「栗」、19位「アーモンド」、20位「サツマイモ」の順位となっています。

<調味食品系>
「チョコレート」「バニラ」「チーズ」が調味食品系のトップ3
調味食品系の上位3位は1位「チョコレート」、2位「バニラ」です。そして3位「チーズ」、4位「生クリーム」、5位「カスタードクリーム」、7位「ヨーグルト」と“乳系”が上位10位にランクインしており、高く好まれています。
“コーヒー系”では6位に「コーヒー」、11位に「カフェオレ」が入っています。
また、“バター系”は10位の「バター」をはじめ、12位に「醤油バター」、18位に「ガーリックバター」が上位20位に入っています。“糖蜜系”は8位「はちみつ」と13位に「キャラメル」があり、“マヨネーズ系”では「ツナマヨ」が14位で、19位の「マヨネーズ」よりも上位となっています。そして、“茶系”では「抹茶」が17位でした。

<2分野の時系列変化>
2016年~2025年まで、10年間の時系列分析からトレンドの変化は次のものとなっています。
食材系の変化:1位をキープし続ける「いちご」。
「いちご」は2016年から2025年まで常に1位の座をキープしており、不動のフレーバーといえます。この10年間、“ぶどう系”のアップトレンドが続いており、「シャインマスカット」がアップトレンドの牽引フレーバーでしたが、2025年は「シャインマスカット」、「マスカット」、「巨峰」、「ぶどう」がともに2022年よりもダウン傾向にあり、ピークアウトの兆しがあります。
「桃」は「いちご」と並び常に上位にランクされています。2022年は「シャインマスカット」、「マスカット」、「巨峰」などの“ぶどう系”に押され、5位にダウンしましたが、2025年には再び「いちご」に次いで2位に返り咲きました。
一方、この10年間でダウントレンドの傾向にあるのは「梨」と「メロン」と「アーモンド」です。「梨」は2019年に9位でしたが、2022年は11位になり、2025年には16位でした。「メロン」は2016年の4位をピークに、ランクを落としており2025年は14位になっています。“ナッツ系”の「アーモンド」は2019年の14位からランクを落として、2025年は19位でした。
復活の兆しがあるのは「ブルーベリー」です。2019年の17位から徐々にランクを上げ、2025年は10位となっています。

調味食品系の変化:定番の3トップは「チョコレート」、「バニラ」、「生クリーム」。
この10年間、トップ3に変化はなく、順位も変わらず1位は「チョコレート」、2位は「バニラ」、3位は「生クリーム」です。この3つは定番のアイテムと言えます。
「カレー」は2016年の33位から2019年に19位、2022年に4位と大きく順位を伸ばしたアイテムですが、2025年は17位になっています。また、「明太子」は2019年の25位から2022年は7位に躍進しましたが、2025年は12位にランクを落としています。
「きなこ」「こしあん」「つぶあん」などの“和スイーツアイテムは、長期的にダウントレンドが継続しています。「きなこ」は2016年に6位で、2019年、2022年は9位と横ばいでしたが2025年は16位となっています。「こしあん」は2016年の12位から徐々にランクを下げ、2025年は19位です。「つぶあん」は2016年の15位から、2022年は24位にランクを落としています。同じく「キャラメル」「メイプルシロップ」「練乳」の“糖蜜系”もダウントレンド傾向です。

『好きな風味・素材 Flavor Taste 2025』調査概要
●調査方法:インターネット調査
●対象者:15~69歳男女
●調査期間:2025年5月16日(金)~5月22日(木)
●サンプル数:1,800人
●調査地域:全国
●調査した項目:フレーバーテイストのアイテム192アイテム
●食材系:53アイテム
●調味食品系:139アイテム
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この記事を書いた方
この記事を書いた方
株式会社ビー・エム・エフティーディレクター渋沢文明
弊社は「おいしそう」「食べたい」「飲みたい」と感じ、飲食欲を喚起する言葉を“シズルワード”と呼び、2003年から毎年調査を行いシズルワードの「今」を調べています。また、好きな風味や味・香りの『フレーバーテイスト調査』や、健康に関する食品・飲料・成分、食材・素材の「ヘルシーアイテム調査」も毎年行っています。
